050-1721-7631
メールでご相談予約
入官ドットコム      

外国人の雇用・労務問題に強い都総合法律事務所

コラム

監理団体の「名義貸し」の禁止と委託できる業務

監理団体が「名義貸し」をすることは法律で禁止されており、違反した場合、監理団体の許可が取り消されます。

「名義貸し」を禁止しているのは、外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律(技能実習法)38条です。

本条では、「監理団体は、自己の名義をもって、他人に監理事業を行わせてはならない。」と規定されています。

これに違反した場合には、罰則(1年以下の懲役又は100万円以下の罰金)の対象となります(技能実習法109条4号)。

同様に、監理団体の許可を受けていないにも関わらず「名義貸し」を受けて監理事業を行った者も、罰則(1年以下の懲役又は100万円以下の罰金)の対象となります(無許可実習監理罪)。

 

もっとも、

「名義貸し」の禁止は、あくまで「監理事業」の「名義貸し」を禁止しているため、監理団体が自らの責任を有したまま、一部補助的な業務を中心に委託することについては認められています。

以下では、「監理事業」と委託できる業務について概観します。

 

  • 入国前講習及び入国後講習

入国前講習及び入国後講習の企画立案は「監理事業」として監理団体が行わなければならない一方、これらの講習の講師の業務を、適切な者に委託することは可能です。

 

  • 技能実習に係る雇用関係の成立のあっせん

外国の送り出し機関、実習実施者等、技能実習生等との協議や交渉といった、技能実習に係る雇用関係の成立をあっせんすることは、「監理事業」に該当します。

一方、協議や交渉に同席し、意見を述べることや、面接会場の設営といった雇用関係の成立に関連する業務であっても、補助者としての業務にすぎないものについては、業務を委託することができます。

 

  • 技能実習計画の作成・指導

実習実施者に対して技能実習計画の作成についての監理団体の意見を提示、説明して指導することは「監理事業」に該当します。

一方、監理団体が作成した計画案について外部専門家として検討させ、意見を述べさせることや、実習実施者に指導を行う会場に同席させて意見を述べさせるといった補助者としての業務に過ぎないものについては、業務を委託することができます。

 

  • 監査

監理責任者の指揮の下で、規則52条1号イからホに列挙される方法により監査を行うことについては、「監理事業」に該当します。

例えば、技能実習の実施状況の実地確認や技能実習生の4分の1以上との面談などが挙げられます。

一方、技能実習の実施状況の実地確認に同行することや、技能実習生との面談において通訳を行うことといった補助者としての業務に過ぎないものについては、業務を委託することができます。

 

  • 技能実習生の相談対応

技能実習生からの相談に応じる体制を整備することは、「監理事業」に該当します。

一方、技能実習生からの相談に対応する際の通訳といった補助者としての業務に過ぎないものについては、業務を委託することができます。

 

 

技能実習生・外国人労働者に関する諸問題は、弊所 都総合法律事務所 まで御相談ください。

弊所は、外国人労働者専門の有料職業紹介事業所 「みんなのため」 も併設しております。

 

 

外国人労務顧問

夜間・休日相談、オンライン相談も承ります。

年中無休・24時間予約受付

都総合法律事務所 弁護士 高谷滋樹

 

入管ドットコム
https://nyuukan.com

 

都総合法律事務所
http://miyakosougou.kyoto.jp

 

有料職業紹介事業 みんなのため
http://minnanotame.com

 

LINE@にて、お友達登録よろしくお願いいたします。

https://page.line.me/492iyygt?openQrModal=true

 

YouTube チャンネル にて、放映中です。

https://www.youtube.com/channel/UCd_T5ov-pYPnuviH2mKwVag

 

その他のコラム

外国人の方を雇用する際に気を付けるべきこと

企業や雇用主が入管法違反で警察に捜査されることが増えています。 理由は、在留資格で認められている範囲外の仕事をさせていることや、超過滞在等の外国人を就労させていることによる不法就労助長の入管法73条の2違反です。 違反を防ぐためには、「在留カード」の原本等をしっかりと確認する必要があります。 画像等の確認では偽造を見抜けない可能性があるので、原本を確認することが大事になります。 どのように確認すべきかの...

ビザと在留資格のちがい

よく、「ビザ」、「労働ビザ」、「観光ビザ」とかの言葉を耳にしますが、 外国人労働者を海外から招へいするには、「ビザ」と「在留資格」の両方が必要となります。 むしろ「在留資格」の取得に注力される必要があります。 ただ、世間一般では、「ビザ」という用語のみが多用されていますが、特段、問題はありません。 在留資格が付与されればビザも、基本的に付与される関係にあるからです。 では、「在留資格」と「ビザ」は...

外国人が設立時取締役等である場合の「本人確認証明書」

外国人が日本において会社を設立したいと考えた場合、日本の設立登記申請を行う必要があります。 設立登記申請を行う場合、設立時取締役等の「本人確認証明書」が必要となります。 外国人が設立時取締役等になる場合に提出するべき「本人確認証明書」には以下の2つの書類が該当します。   ①    外国官憲が作成した証明書 この証明書には、外国官憲が作成した、取締役等の氏名および住所が記載された証明書が...

入管法改正案―なぜ抗議活動が起こっているのか?

政府が、今国会に提出した入管法改正案に対し、抗議の声が上がっています。 改正案は、国外退去処分を受けた外国人が入管施設に長期収容される問題の解消を図るとして、収容の代わりに社会で生活できる監理措置を新設することとされています。 しかし、その一方で退去命令に従わない人への罰則が設けられ、難民認定申請が3回目以降の人は強制退去の対象となります。 加えて、収容期間の上限や司法審査が盛り込まれていないことから、人権侵...

医療滞在ビザとは?②

前回のコラムでは、そもそも「医療滞在ビザとはなにか」という切り口から、その目的や具体的な滞在期間、受け入れ機関などの概要について説明させていただきました。 今回のコラムでは、実際に医療滞在ビザを申請するための手順について説明させていただきます。 医療ビザに必要な書類は、以下の通りです。 ・パスポート ・顔写真 ・ビザの申請書 ・医療機関による受診予定の証明書、もしくは身元保証機関による身元保証書 ・銀行残高証...

外国人の雇用問題はお任せください

050-1721-7631
メールでご相談予約
24時間対応(留守番電話受付)