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外国人の雇用・労務問題に強い都総合法律事務所

コラム

外国人技能実習機構が「新機構」と呼ばれるわけ

私は、顧問として、技能実習生を多く雇用される事業者様と日々お付き合いをさせていただいておりますが、

その中で、よく出てくる言葉として、

「新機構」というものがあります。

世間一般の方からすれば、何のことやら? 

新しいって、何が?

と思われるかもしれませんが、

技能実習の世界では、避けて通れない言葉です。

技能実習制度を規制する法律として、

平成29年11月1日に、外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律(技能実習法)が新設されました。

それに伴い新設された機構が、新機構と呼ばれる「外国人技能実習機構」なのです。

従来、国際研修協力機構(JITCO)が、技能実習制の主たるサポート機関であり、

これを旧機構として、その対比として新機構と呼ばれるようになりました。

技能実習生を抱えている会社の方が、「新機構」という言葉を発せられた場合、

この話かと思いだしてみてください。

技能実習制度が、悪く報道されることも多々ありますが、

私は、技能実習生を抱える事業者様の懸命な姿を日々、見ております。

雇用主の方が、会社の休みの日には、技能実習生らを車に乗せて、モールに買い物に同行したり、

技能実習生同士が喧嘩した際は、仲裁したりと

具合が悪いと言えば、すぐに病院に連れて行きと

自分らのプライベートの時間を大きく割いて技能実習生らの生活の世話をしていますし、

気遣いもたくさんしているのです。

これが、現実の姿であり、一部の極端な報道が、全部ではありません。

私は、外国人労務顧問として、事業者様らの日々の姿をうかがっております。

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